「5G」に対応した【iPhone 12 Pro Max】が発売されたと同時に、前モデルの『iPhone 11 Pro Max』は、Apple公式からは購入できなくなりました。
税込み価格で約13万円もする【iPhone 12 Pro Max】は、果たしてどのくらい進化しているのでしょうか。
カメラを含め、細かいスペックの違いを徹底的に比較していきます！
「iPhone 11 Pro Max」と「iPhone 12 Pro Max」の違い
比較のポイントは、下記の4点です。
- デザイン・カラー
- サイズ
- 性能
- 価格
早速、それぞれの詳しい違いを紹介していきます！
デザインの違い
表面には、大きな違いは見られません。
両方とも「トリプルカメラ」が搭載されており、フルディスプレイのデザインです。
しかし、側面のデザインは大きく異なります。
【11 Pro Max】の方は、少し丸みがかったフレームであるのに対し、【12 Pro Max】は、昔のiPhoneのような角張ったデザインとなっています。
【12 Pro Max】の方は、側面フレームとガラスの高さが同じになったため、「今までのiPhoneよりも4倍ほど耐落下性能がアップした」と言われています。
さらに、『Ceramic Shield』という強固なガラスも採用されています。
絶対に画面を割りたくない方は、強固な【iPhone 12 Pro Max】の方をおすすめします。
カラーの違い
カラーは似たようなバリエーションになっています。
| iPhone 11 Pro Max | iPhone 12 Pro Max | |
|---|---|---|
| カラー | ミッドナイトグリーン シルバー スペースグレイ ゴールド |
パシフィックブルー シルバー グラファイト ゴールド |
「ミッドナイトグリーン」から「パシフィックブルー」へと変わりました。
パシフィックブルーは、少しくすんだ青色で、大人にピッタリの高級感のある色合いとなっています。
iPhone 11の「スペースグレイ」と、iPhone 12の「グラファイト」の違いは、スペースグレイが白いに近い灰色で、グラファイトが黒に近い灰色です。
両方とも「ブラック」に近い、綺麗な黒色ですよ。
サイズの違い
大きさの違いは、この通りです。
| iPhone 11 Pro Max | iPhone 12 Pro Max | |
|---|---|---|
| サイズ | 幅：77.8 mm 高さ：158.0 mm 厚さ：8.1 mm |
幅：78.1 mm 高さ：160.8 mm 厚さ：7.4 mm |
| 重量 | 226 g | 226 g |
サイズは若干12 Pro Maxの方が大きいですが、1mmにも満たない差なので、ほぼ変わらないサイズとなります。
（重さは全く同じです。）
なんと、【12 Pro Max】の方は1mmほど薄いです！
iPhoneは毎年分厚くなる傾向があるので、これは嬉しい改善ですね。
（ちなみに、「7.4mm」という厚さは、iPhone 8やiPhone SE2（SE 第二世代）と同等の厚さです。）
性能の違い
カメラだけではなく、性能が大幅に向上しました！
こちらのスペック表をご覧ください。
| iPhone 11 Pro Max | iPhone 12 Pro Max | |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 2,688 x 1,242px(6.5インチ) 458ppi Super Retina XDRディスプレイ |
2,778 x 1,284px(6.7インチ) 458ppi Super Retina XDRディスプレイ |
| 認証 | Face ID | |
| CPU | A13 | A14 |
| ストレージ | 64GB・256GB・512GB | 128GB・256GB・512GB |
| バックカメラ | 約1200万画素 (超広角：F値2.4 広角：F値1.8 望遠：F値2.0) |
約1200万画素 (超広角：F値2.4 広角：F値1.6 望遠：F値2.2) |
| フロントカメラ | 約1200万画素 (F値2.2) |
|
| ビデオ撮影 | 4K撮影(24／30／60fps) 1,080p(30／60fps) |
4K撮影(24／30／60fps) 1,080p(30／60fps) Dolby Vision対応HDR(最大60fps) |
| ナイトモード | バックカメラのみ | バック・フロント・ビデオ 全てに対応 |
| Apple ProRAW | × | ○ |
| Apple Pay | ◯ | |
| ワイヤレス充電 | ◯ Qiワイヤレス充電 |
◯ Qiワイヤレス充電とMagSafe |
| バッテリー | ビデオ再生：最大20時間 オーディオ再生：最大80時間 |
|
| 防水 | IP68 (水深4メートルで最大30分間) |
IP68 (水深6メートルで最大30分間) |
| Bluetooth | Bluetooth 5.0 | |
| 通信 | ギガビットLTE MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6 |
5G(sub-6 GHz) ギガビットLTE MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6 |
| その他 | Lightningコネクタ、18Wアダプタ、EarPodsが付属 | Lightningコネクタ、付属品無し、5GでのFaceTime HD（1080p）通話、LiDARスキャナ |
↑性能が良い方は、赤色で表示しています
全体的に、【iPhone 12 Pro Max】の方が性能が良いです。
カメラ周りが特に強化されており、iPhone 11 Pro Maxよりも、
- 暗い場所での性能が87%アップ
- ƒ/1.6絞り値の広角カメラで光を27%多く捉える
- 新しい7枚構成の広角レンズ
- LiDARスキャナの搭載で、暗い場所でのオートフォーカスが最大6倍速い
- 光学ズーム機能がさらに向上
などの性能がアップしています。
その他だと、iPhone 12から磁石が内蔵され、MagSafe（マグセーフ）と呼ばれる、磁石を搭載するワイヤレス充電器などが使えるようになりました。
【iPhone 12 Pro Max】の唯一のデメリットとしては、電源アダプタやイヤホンなどの付属品が無くなってしまった点です。
また、『5G』も、日本のモデルではまともに体験することは出来ません。
▼詳細はこちら
しかし、5Gや付属品を除いても、【iPhone 12 Pro Max】は「買い」のモデルなのは間違いありません。
価格の違い
「型落ちの11 Pro Maxを狙いたい」「付属品が欲しい」と言う方の為に、値段の違いを徹底的に比べました！
※全て税抜き表記。
「トクするサポート＋」等の2年後に返品するプランは使わずに計算。
| Apple | au | docomo | ソフトバンク | |
|---|---|---|---|---|
| 11 Pro Max (64GB) |
販売終了 | 119,968円 | 126,000円 | 120,436円 |
| 11 Pro Max (256GB) |
135,877円 | 在庫切れ | 136,145円 | |
| 11 Pro Max (512GB) |
157,872円 | 在庫切れ | 158,400円 | |
| 12 Pro Max (128GB) |
117,800円 | 129,000円 | 129,600円 | 138,109円 |
| 12 Pro Max (256GB) |
128,800円 | 141,045円 | 141,840円 | 151,200円 |
| 12 Pro Max (512GB) |
150,800円 | 165,036円 | 166,320円 | 176,727円 |
Apple公式の金額とキャリアの金額を比較してみると、最新の【iPhone 12 Pro Max】よりも、古い【iPhone 11 Pro Max】の方が高い・・・！
型落ちのお得感が全然無いので、Apple公式で【iPhone 12 Pro Max】を買うことをおすすめします。
「どうしてもキャリアで買いたい！」と言う方は、キャリアでiPhone 12シリーズを購入すると、強制的に【5Gの料金プラン】を組まされ、いつもよりも月額1,000円～2,000円は料金が上がることを覚悟してください。
最安値を狙うならば、『裏ワザを使って本体を安く買う』＆『5Gに影響しない格安SIM』の組み合わせが一番安くなります。
まだまだ5Gが普及していないので、今の段階で5G料金を払うのは勿体ないですよ。
まとめ
【iPhone 11 Pro Max】と【12 Pro Max】の違いは、カメラの機能が大幅に向上したのと、5Gや「MagSafe」などの機能が搭載されているところがポイントです。
圧倒的に【iPhone 12 Pro Max】の方がおすすめですが、電源アダプタが付属しないので、初めて購入される方はご注意ください。
「こんなに高性能じゃなくてもいいから、もっと安く購入したい！」
と思った方は、iPhone 12の全モデルを比較した記事も参考にしながら、ご自身に合ったモデルを見つけてくださいね。
