脱獄不要|アップデート前に用意しないと後悔する!iPhoneのダウングレード方法

97_downgrade3_eyecatch

iOS 12や、iOS 13など、バージョンを大幅にアップデートする時は、はっきり言って不具合が多いです。
操作もガラッと変わってしまことが多いので、「前のバージョンに戻したい」と思うこともありますよね。

そこで、脱獄不要&無料でiOSをダウングレードする方法を紹介します!

パソコンさえあれば、誰でも簡単に行えますよ。

iOSは下げられるのか?

実は、iOSのバージョンはとっても簡単に下げることが出来るのです。
iPhoneだけではなく、iPad、Apple Watch、iPod Touch、Apple TV、Home Padも同じ手順でダウングレードできますよ。

ただし、2つの注意点があります。

注意点

1. ひとつ前のiOSしか下げられない

iOS 13からiOS 12.4など、1つ前のバージョンにはダウングレードは出来るのですが、iOS 13からiOS 10など、大幅なダウングレードは出来ません。

アップグレードしてすぐに「使いづらい」と思った場合は、iOSがさらにアップデートされる前に、早急にダウングレードする必要があります。

2. パソコンが必要

今回紹介する方法は、パソコン版のiTunesが必要です。

パソコンをお持ちでない方は、漫画喫茶やインターネットカフェなど、パソコンが使える環境で行ってくださいね。

ダウングレードの方法

上記で紹介した注意点が大丈夫であれば、早速ダウングレードしていきましょう!

「準備すること」と「使い方」の2項目に分けて詳しく説明します。

事前準備

準備することは下記の3つです。

  • パソコンの空き容量を4GB以上確保する
  • 「iPhone(iPad)を探す」をオフにする
  • 念のためバックアップを取っておく

ダウングレードで必要なファイルは大きく、iOS 12.4.1のバージョンのもので「3.41 GB」の容量が必要となります。
(今後データのサイズは大きくなると予想されるので、4GBではなく5GB必要な可能性もあります)

今お使いのパソコンの容量が足りているか、一度確認してください。

次に、「iPhone(iPad)を探す」の機能をオフにします。

こちらの記事を参考に、「オン」から「オフ」にしてください。
(※紹介記事はオンにする方法が書かれていますが、今回は「オフ」です。間違えないように気を付けてくださいね)

最後に、万が一のために、ダウングレード前にバックアップを取っておいてください。

方法

準備が完了したら、いよいよダウングレードを実行していきます!

①ファイルをダウンロードする

まず最初に、バージョンを下げたい「ダウングレードファイル」をダウンロードしてください。

  1. パソコンから、「ipsw.me」というサイトを開く
  2. iPhoneを選択
  3. お使いのiPhoneのシリーズを選択
    (SIMフリーモデルなら「Global」、キャリアなら「GSM」を選択します)97_downgrade1_ispw1
  4. ダウングレードしたいバージョンを選択する
    (緑色のiOSのみです。赤色のiOSは対応していません)97_downgrade1_ispw2
  5. 「Download」ボタンを選択し、お好きなフォルダに保存する97_downgrade1_ispw3

無事にファイルをダウンロード出来たら、次のステップに進みましょう。

②iTunesで操作する

次は、iTunesを使って操作していきます。

  1. iPhoneをパソコンに接続する
  2. iTunesが自動で開く(自動で開かない場合は、手動で開く)
  3. iPhoneと同期する画面に移動する
  4. アップデートを確認ボタンを、Shiftキー(Windows)またはoptionキー(MacBook)を押しながらクリックする97_downgrade2_itunes
  5. ダウンロードしたiOSファイルを選択して、「開く」をクリックする

あとは、画面の指示に従ってダウングレードを進めていきます。

iPhoneのデータを維持したままダウングレードされるので、面倒な初期化や復元をする必要は一切ありませんよ。

もしダウングレードに失敗してしまった場合は、下記の手順を試してみてください。

ダウングレードに失敗する場合

上手くダウングレード出来ない場合、原因は4つあると考えられます。
一つ一つ確認していきましょう。

1. ファイルを間違えている

例えば、iPhone 8をダウングレードしたいのに、iPhone 8 Plusのファイルを選択していると、「インストールできません」と表示されてインストールが失敗してしまいます。

シリーズだけではなく、GlobalとGSMも一緒に確認しましょう。
SIMフリーモデルなら「Global」、キャリアなら「GSM」を選びます。

「どのモデルを何を買ったか忘れてしまった」という場合は、先ほど実行させたファイルの逆のモデル(Globalで試した場合はGSMなど)で再チャレンジしてみてください。

2. 赤色のiOSをダウンロードしている

iOSファイルをダウンロードする時に、赤色のiOSファイルを選択していませんか?

赤色のiOSファイルは、ダウンロードすることは出来ますが、インストールは出来なくなっています。
「ダウンロード出来るから」と思って落としても、結局は実行できないので注意してください。

ファイルを落とすときは、必ず「緑色」のファイルを選択してくださいね。

3. iTunesのバージョンが古い

iTunesのバージョンが古すぎると、iOSファイルに対応しておらず、インストールが失敗してしまうことがあります。

iTunesのバージョンが最新かどうか、チェックしましょう。

確認方法は、Apple公式からダウンロードした場合と、Microsoft Storeでダウンロードした場合と2パターンあります。
両方のパターンを説明した記事があるので、こちらを順番にお試しください。

4. バックアップデータが存在しない

一部のiOSまたはシリーズでは、「バックアップデータが存在しないとダウングレード出来ない」と言う情報が入っています。

例えばiOS 12.4.1に下げたい場合、このバージョンのバックアップデータが、iTunes内に残っている必要があります。

この事態を防ぐためにも、バックアップはこまめに取ってくださいね。

まとめ

iOSのダウングレード(バージョンを下げること)は、脱獄なしで簡単に行えます。
ですが、セキュリティ的には最新のiOSが一番おすすめです。

しかし、公開されたばかりの新しいiOSは、バグや不具合が多いのも事実です。

1つ前のバージョンしかダウングレード出来ないので、
「iOSのバージョンを上げたら頻繁にフリーズするようになった」
などの症状が出た場合は、すぐにダウングレードしてくださいね。

コメントを見る

コメント

  1. コマッタ より:

    この記事の内容について、一点だけ確認させていただきたい項目があります。
    上記手順にてOSのダウングレードが出来るとの事ですが、Apple Watchにも同様の手順でダウングレード出来るのでしょうか?
    Apple WatchとPCの接続方法がわからないため、ダウングレードは不可能ではないでしょうか?

    1. ももか より:

      確かに、普通にiTunesと接続する方法だと難しいですね。。大変失礼致しました。
       
      ただ、サイトからファイルがダウンロード出来ますので、Watchのアップデートやバックアップからの復元の際に、データを改造すればいけそうな気もします。
      明確なお答えが出来ず申し訳ございません。

コメントを残す

コメントは承認後に公開されます。
記事の情報が古くなっている場合は、ご連絡頂けますと幸いです。