毎年9月に新機種が発表・発売されるiPhone。
新しいシリーズに買い換えたいのに、iPhoneの本体代(残債)がまだ残っている・・・
という方も多いですよね。
そこで、本体代を払い切れてなくても、お得に新機種に買い替えられる方法を紹介します!
機種変更時の違約金について
大手キャリアだと、24回の分割払いか、ローン、割賦など、一括ではなく毎月の基本料と合わせて本体代を支払う契約が多いです。
24回払いで契約しているのに、途中の10回目などで機種変更または解約を行うと、違約金が発生します。
違約金は、現在だと9,500円で設定されている会社が多いです。
しかし、2019年の10月1日から違約金が1,000円に改定されます。
早い会社だと、2019年の8月末から新プランが発表されています。
現在契約している9,500円の違約金はそのままですが、機種変更後は1,000円のプランで契約を結べることになります。
つまり、違約金が1,000円になって、自分の好みに合ったプランが発表されてから機種変更するのが一番ベストなタイミングです。
残債があっても売れるのか?
本体代のローンが残っているiPhoneは売れるのでしょうか。
実は、売れるかどうかは3段階に区別されます。
その3段階とは、ネットワーク制限の判定結果「○・△・×」によって区別されます。
- ○は、支払い済み。本体代やローンが無い状態を表します。
- △は、分割支払い中(残債あり)。まだ本体代が残っている状態です。
- ×は、利用制限中。本体代が残っているのに、支払いが滞っている状態です。
×の状態は、いわゆる「赤ロム」と呼ばれます。
この赤ロムの場合は、買い取り不可の店舗が多いです。
もし買い取り出来たとしても、本来の買取価格よりかなり安い金額になります。
△の場合は、買い取り可能なお店が多いですが、減額されてしまうので注意が必要です。
一番良いのは『○の状態にして、高値で売る』ことです。
「ネットワーク制限」は、下記の方法で確認できますよ。
メルカリやヤフオクでは?
買取ショップでは買い取り不可でも、オークションサイトやフリマアプリでは売ることが出来るのでしょうか。
答えは、どちらも売ることが出来ません。
ヤフオク
「第1編 ヤフオク!ガイドライン細則」にて、下記のように記載されています。
●C.出品ルール
7. 携帯電話
(1) 携帯電話各社が提供するウェブサイト(ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト)で「△」「×」表示のものについては出品を禁止します。
(2) 商品説明欄に製造番号(固有番号)を記載すること
(3) 工場出荷状態に初期化して出品すること
これを見ても、残債の無い「○」の状態のiPhoneしか出品することが出来ません。
メルカリ
「メルカリガイド」に、下記のように記載されています。
●アクティベーションロックやネットワーク利用制限のかかった携帯端末、残債がある携帯端末、契約中の携帯端末
以下にあたる携帯端末は出品を禁止します。
出品に際しては、ご契約状況・入手経路やIMEI(端末識別番号)を証明する記載・掲載をするとともに、工場出荷状態に初期化した上で出品してください。
残債がある、契約中である、名義を変更できないものは、トラブルの原因となるため、お取引をご遠慮ください。■主な違反商品
アクティベーションロックが解除されていないもの
ネットワーク利用制限がかかっているもの
完済していることが明確に証明されていないもの
解約前のプリペイド式携帯電話
その他、上記と同等とみなされるもの
メルカリの場合は、ヤフオクの時よりも条件が厳しくなっています。
これらの規約により、メルカリとヤフオクでは、残債がある場合は売却できません。
出品した場合はアカウント停止の措置を受ける可能性があるので、注意してください。
お得に機種変更するコツ
上記で説明したことを要点でまとめると、
- ①契約更新月以外は、違約金の9,500円が発生する
- ②残債があると買い取り金額は安くなる
ということになります。
ちなみに、「残債があっても買い取れます」と宣伝しているお店の場合は、買い取り金額が非常に安いです。
ローンが残っていない(ネットワーク接続の状態が○)の方が圧倒的に高くなります。
これを踏まえて考えると、一番お得な方法は下記の通りです。
- ①残債を完済してから、買い取りショップにて満額で買い取ってもらう
- ②そのお金で新機種を購入する
ポイントは、
「現在のiPhoneの買い取り額 – 残債額+違約金(9,500円)」
を計算することです。
例えば、ネットオフの買取相場によると、iPhone 8の64GBモデルは29,000円です。
もし残債が15,000円だとすると、「29,000 – 15,000 + 9,500 = 4,500円」となり、手元に4,500円残ったまま新機種に変更出来ることになります。
もし、手元に残らずマイナスになってしまった場合は、
「マイナスの金額を払ってまで、買い替える価値があるかどうか?」
を冷静に判断するのがポイントです。
例えば、残債が40,000円だとします。
同じiPhone 8で考えると、「29,000 – 40,000 + 9,500 = -20,500円」となり、払わなければならない金額は「20,500円」です。
20,500円払って新機種に変えた場合、お得と感じるか、もったいないと感じるか、しっかりと考えてから決断してくださいね。
おすすめの買取ショップ
私が愛用しているおすすめの買い取りショップを紹介します。
残債が無く、付属品も全て揃っているなら「ネットオフ」を。
残債がある場合は「アイフォンプラザ」で依頼するのがおすすめです。
ネットオフ
面倒な見積もりをすることなく、大体の買い取り金額が確認出来ます。
(「スマートフォン定額買取キャンペーン」に記載されています)
査定代や、納得いかなかったときのキャンセル代、返送代は全て無料です。
お持ちのiPhoneがいくらぐらいなのか、相場をしっかりと把握しておきましょう。
アイフォンプラザ
このお店の特徴は、「赤ロムも買い取ってくれる」ところです。
「残債あり」や、ネットワーク制限が×でも大丈夫で、全て減額なしで買い取ってくれます。
押し入れの中にしまったままのiPhoneや、状態が分からないiPhoneも、買い取り可能かどうか確認してみてくださいね。
まとめ
残債があっても、一部の買い取りショップでは買い取ってもらえます。
しかし、買い取り額が大幅に安くなってしまうので、残債を完済してから売却するのがおすすめです。
iPhoneは、新しいモデルが発売されたり年数が経ってしまうと、どんどん価値が下がってしまいます。
価値が高いうちに売却し、新しい機種に買い替えるのが一番ベストな方法ですよ。
違約金が1,000円になるタイミングを見計らって、お得に機種変更をしてくださいね。