夜景を撮るとき、そのまま撮影していませんか?
夜景は撮影するのが難しく、普通にシャッターを切るだけだと上手く撮ることが出来ません。
後から写真を見返して、「これ何の写真だっけ?」と、思ってしまう写真も多いのではないでしょうか。
今回は、目で見たままを撮影することが出来る「夜景を撮るときのコツ」を紹介します!
使用するのは標準のカメラアプリだけなので、とっても簡単ですよ。
目次
夜景を綺麗に撮るために
最初に「用意するもの」、次に「設定すること」、最後に「撮り方のコツ」の順番で説明していきますね。
用意するもの
用意するものは何もありません!
iPhoneと標準のカメラアプリがあれば大丈夫です。
ただ、iPhoneのシリーズによって、写真の画質がかなり違ってきます。
新しいiPhoneであればあるほど綺麗に撮ることが出来ますよ。
ちなみに、iPhone XSのカメラは「デュアル12MPカメラ(広角と望遠)」で、iPhone 6のカメラは「8MPカメラ」となります。
どれくらいの差があるのかと言うと、1MP(メガピクセル)100万画素数なので、1,200万画素と800万画素の差となります。
画素数の大きいiPhone XSの方が、肉眼に近いなめらかな写真を撮ることが出来ますよ。
これから紹介するコツを使っても難しい場合は、iPhoneの買い替えも検討してみてくださいね。
設定すること
夜景が綺麗に撮れるように、標準の「カメラアプリ」の設定を変更していきます。
設定する必要があるのはたった2つのポイントだけです。
1. フラッシュを切る
人や近くの物を撮影する時に便利な「フラッシュ機能」ですが、夜景を撮るときにはオフにした方が良いです。
フラッシュをオンにしていると、近くの地面や建物だけが白くなってしまい、せっかくの綺麗な照明が白飛びしてしまいます。
簡単に設定出来るので、まずはフラッシュから直していきましょう。
- カメラアプリを開く
- 左上の雷マークをタップする
- 「オフ」に設定する
これで設定は完了です。
雷マークに斜線が入り、フラッシュ機能がオフになったことを確認してくださいね。
2. HDR機能を使う
iPhoneに標準で付いている「HDR機能」を使います。
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、明るさが違う複数の写真を合成して、よりリアルな写真を作り上げてくれる機能のことです。
この機能を使えばメリハリのある写真が出来上がりますよ。
説明するより体験した方が早いので、早速このHDR機能を「オン」にしていきましょう。
- カメラアプリを開く
- 左から2番目の「HDR」をタップする
- 「オン」に設定する
HDRをオンにすると、標準の設定だと複数枚の写真がカメラロールに保存されます。
気になる方は初期設定も変更してくださいね。
撮り方のコツ
設定が終わったら、早速夜景を撮影していきましょう!
撮影時の4つのコツを順番に紹介します。
1. 手ブレは厳禁
大原則として、写真を撮るときは手ブレしないように気を付けてください。
夜景の場合は特に、手ブレすると光が線となって映ってしまいます。
手ブレすると、このようにぼんやりした写真になってしまいます。
手ブレしないようにするためには、まずは「しっかりとiPhoneを持つ」ことが大事です。
片手ではなく両手で持つ方がおすすめです。
そして、撮影する時は集中して、ブレないことを意識しながらシャッターを切ってくださいね。
2. ズーム機能は使わない
こちらも1.の項目の手ブレに関係する話なのですが、ズーム機能を使うとカメラがぶれやすくなってしまいます。
撮影する時にピンチイン・ピンチアウトすると、カメラをズームすることが出来ます。
ズーム機能は便利なので、ついつい使ってしまいますよね。
ですが、拡大すればするほどピントを合わせるのが難しくなります。
近くの本や書類などで試してみてください。
拡大したカメラだと、画面が震えていませんか?
ピンボケや手ブレを抑えるためにも、ズーム機能は使わないようにしてくださいね。
そのまま撮影した後に写真をズームして切り取れば、綺麗な状態のまま拡大した写真を作ることが出来ますよ。
3. 明るさを調整する
写真を撮影しているときに画面をタップすると、明るさが調整出来ることはご存じでしょうか。
AF(オートフォーカス)機能をロックして、ベストな明るさで撮影するのも一つのコツです。
フォーカスや明るさを調整する時に出てくる、細くて黄色い四角い枠。
これを長押しすると、フォーカスをロックすることが出来るのです。
画面に「AE/AFロック」と出てきたら、ロック完了です。
iPhoneは、カメラを動かすたびにベストなピントや色合いを探してくれるので、安定するのに時間がかかります。
この機能を使えば、明るさやピントがすぐに固定されますよ。
さらに、四角い枠の右側にある「太陽マーク」を上下にスライドさせると、手動で調整も可能です。
暗い場合は上にスライドして、明るくしてみてくださいね。
4. 三脚を使う
写真撮影に必須なアイテムが「三脚スタンド」です。
三脚スタンドを使えば、ピントがずれたり手ブレが発生することはありません。
今は、折り畳み傘と同じサイズまで畳めて、重さもiPhoneと同じくらいの超軽量型の三脚スタンドが発売されています。
写真撮影がもっと楽しくなるので、旅行や絶景を見るときには必ず持って行ってくださいね。
比較写真
紹介したコツを使うとどれくらい変わるのでしょうか。
そこで、比較した写真を紹介します。
左が何もしないで撮った写真で、右がコツや設定で調整した写真です。
パッと見て分かる通り、左の方は暗くて綺麗さが伝わりません。
コツを使った方は、全体的に明るい印象で、照明の光がより綺麗に映っています。
この写真を切り取ったり加工したりすれば、もっともっとインスタ映えする写真が出来上がりますよ。
まとめ
普段使っているカメラアプリのコツをマスターすれば、夜景が綺麗に撮れるようになります。
昔撮った写真とコツを覚えた写真を見返してみると、「こんなに変わるんだ」とびっくりしますよ。
毎回設定が面倒だと言う方は、夜景撮影に適したカメラアプリもあります。
便利なアプリや機能を活用して、思い出を綺麗な形で残していきましょう!