iPhone 11の発売と同時期に公開された「iOS 13」の約1か月半後に、「iOS 13.2」が公開されました。
大きなバグが修正されたかと思いきや、実はまだまだ不具合が残っています。
そこで、残っているバグや不具合を一覧でまとめました。
iOS 12からアップデートするタイミングをうかがっている方は、「おすすめのアップデートするタイミング」も参考にしてくださいね。
目次
iOS 13の歴史
2019年9月19日に、一番最初の『13.0』が公開されました。
ダークモードなどの大きな機能の追加や、既存のアプリ(メール、メモ、Safari、App Storeなど)も変更が加わり、大幅なアップデートとして期待されていました。
ですが、この時点ではかなり多くの不具合が発生し、ユーザーからは沢山の不満の声が挙がりました。
13.0が公開されてから5日後。
2019年9月24日に『13.1』が公開されました。
新しい機能としては「バッテリーの抑制機能」などが追加されましたが、主にバグ修正がメインのアップデートとなりました。
その後、2019年9月28日には『13.1.1』。
10月1日には『13.1.2』。10月15日には『13.1.3』と、かなり早い頻度でバージョンアップが行われています。
13.1.1~13.1.3の更新内容は、細かい不具合の修正のみです。
そして、2019年10月28日に『13.2』が公開されました。
13.0以降のバグが全て修正されることを期待していたのですが、カメラやSiri機能の変更や、絵文字が追加されただけで、大きな不具合は直りませんでした。
では一体、どのような不具合が残ってしまっているのでしょうか。
iOS 13.3でも確認されている不具合
iPhone 11やiPhone 8など、シリーズ関係無く確認が取れている不具合は下記の通りです。
- Safariが真っ白になる
- バッテリーの減りが早い
- 頻繁に通信が途切れる
- 通信が途切れた後、再起動を繰り返す
- ミュージックアプリのプレイリストが直らない
(iOS 13.0でアートワークや曲順がバラバラにされたものが、iOS 13.2でも直らない) - メールアプリが落ち、受信できなくなる
- 何度もApple IDの認証を求められる
※ミュージックアプリのバグはiOS 13.3.1で修正されたらしく、メールアプリは再インストールで直ったとの情報が入っています。
機種やアップデートする前のバージョンにより症状は異なりますが、特に多い意見は『Safariが真っ白になる』『バッテリーの減りが早い』です。
解決する方法
バッテリーの減りが早い
バッテリーの減りは、iPhone Xシリーズより前の”iPhone 8”や”iPhone SE”などの機種で発生することが多いです。
一度フル充電し、再起動を行った後でもバッテリーの減りが早い場合は、「最適化されたバッテリー充電」機能を『オフ』にしてみてください。
「設定」→
→ → でオン・オフが選べます。バッテリー本体の劣化を抑えるために、充電するタイミングを学習してくれる機能なのですが、不具合によりバッテリーを多く消費してしまう可能性があります。
私の場合は『オン』の状態だとiPhoneが発熱しやすく、ダメ元でオフにしたところ、過剰な発熱をしなくなりバッテリーの減りが緩やかになりました。
「iOS 13にしてから発熱しやすい」「何も設定していないのに減りが早い」と感じた場合は、ぜひ試してみてくださいね。
Safariが真っ白になる
Safariに関しては、多くの機種で症状が確認されています。
SafariでWebサイトを開いたとき、表示されているのに「真っ白」になってしまう症状のことです。
この症状が発生した場合は、一度Safariのアプリをタスクキルで落とした後、もう一度開き直すと問題なく表示されるようになります。
ちなみに、サイトの表示時だけではなくGoogleで検索している時でも発生しました。
多い時だと5ページに1度の頻度で発生するので、検索することが多い方であれば、iOS 12からアップデートしないことをおすすめします。
※iOS 13.2.3で発生頻度が下がったと思ったのですが、iOS 13.3で再び発生しやすくなった気がします。
いずれにしても、iOS 13.3の段階でも直っていません。
iPhone 11シリーズでよく見られる症状
iPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxの場合は、iPhone X以前の機種に比べると不具合の発生は少ないです。
ですが、下記の症状が多く見られます。
- 回線が途切れたり、接続出来なくなる
- 再起動やアップデートした直後、リンゴのマークから進まなくなり、電源オフや再起動を繰り返す
どうしても直らない場合は、「初期不良」としてAppleが対応してくれる可能性が有ります。
新品で購入してすぐに症状が発生した場合は、早めにAppleのサポートに問い合わせてください。
上記のバグは、iOS 13が原因ではなく端末による不具合だとも言われています。
端末の不具合だった場合は、どれだけアップデートを重ねても解決されないことが予想されます。
2019年の12月ごろの製造から修正されていくとの噂で、その際はApple公式から交換対応などが発表されるはずです。
iPhone 11シリーズをお使いの方は、公式サイトを小まめにチェックするようにしましょう。
iOS 12からアップデートすべきタイミング
iOS 13は不具合の報告が多く、「iOS 13にいつアップデートするべきか」と様子を見ている方も多いですよね。
残念ながら、上記でまとめた症状の通り、今アップデートするのはおすすめしません。
iOS 12の時を思い出してみると、大きな不具合が修正されたのはかなりの月日が経った後でした。
なので今回も、半年ほど経った後(2020年2月頃)の『iOS 13.4前後』で安定してくることが想定されます。
まとめ
ダークモードやミー文字の追加など、新しい機能が増えて魅力的な『iOS 13』ですが、致命的なバグがまだ修正されていません。
特に、Safariのバグは非常に鬱陶しいです。
「読み込みが遅いのかな?」と待っていても一向に表示されず、しばらく経ってから「例のバグか」と気づいた時はかなり腹が立ちます。
それと、私の端末では特定のアプリを開いたときに再起動を繰り返します。
端末に負荷をかけたり、アプリから写真やアルバムを起動する時に落ちることが多いです。
今のままだと非常に不便なので、早く不具合を直して欲しいものですね。