様々な噂が飛び交うiPhoneですが、とんでもない情報を入手しました。
それは、「液晶パネルが無くなる」という内容です。
しかも、2020年を目標に開発が進んでいるとのことです。
液晶パネルが無くなるということは、画面が無くなってしまうということなのか・・・?
一体どういうことなのか、詳しく説明します!
今までの液晶パネル
今までのiPhoneには、「LCD」と呼ばれる液晶パネルが多く使われていました。
主にiPhone Xより前のシリーズに使われています。
(新しい機種のiPhone 11も、このLCDパネルが使われています。)
「じゃあ、iPhone X以降のシリーズは、液晶パネルじゃなかったの?」と疑問に思った方。
その通りです。実は液晶パネルではありません!
「OLED(有機EL)ディスプレイ」と言います。
これからの液晶パネル
「OLED(有機EL)ディスプレイ」は、実はすでにiPhone XS、XS Max、Xで使用されています。
2019年や2020年に発売されるiPhoneも、この有機ELディスプレイだと言われています。
「液晶パネルが廃止される」と言うよりも、「有機ELディスプレイに切り替わる」という表現の方が正しいかもしれません。
具体的な違い
今までの液晶パネルとこれからの有機ELディスプレイは、実際には何が違うのでしょうか。
この参考イラストを見てください。
iPhone XS以降 iPhone 8以前
簡単に説明すると、有機ELディスプレイの方がキレイに発光します。
液晶ディスプレイの方は、バックライトでカラーフィルターを照らして映し出します。
赤や緑だけを映し出したくても、バックライトで照らしているため、どうしても隣の色が混ざって発光してしまいます。
有機ELディスプレイはバックライトを必要とせず、サブピクセルが独立して光ります。
隣の色を干渉しないので、狙った色だけを発光することが出来ます。
こちらのイラストを見ても違いが分かりますね。
液晶ディスプレイの方は、何層も重ねて色を出力させています。
有機ELディスプレイの方は、かなりシンプルな構成となっています。
シンプルな構成の分、iPhoneはこれからも薄くなっていくことが考えられます。
むしろ、「曲げられるスクリーン」が採用される日も近いかもしれません。
なぜ今まで利用されてこなかったのか
こんなに優秀な有機ELディスプレイですが、なぜ今まで採用されてこなかったのでしょうか。
実は、有機ELディスプレイはかなり前から開発されていました。
しかし、当時は消費電力が大きく、耐久年数も良くありませんでした。
年数をかけて開発や改善を重ね、ようやく商品として利用されるようになったという背景があります。
そのために2017年は、「有機EL元年」とも言われています。
一つ一つの部品が進化しているからこそ、毎年クオリティの高いiPhoneをリリースすることが出来るのです。
まとめ
2020年からはLCDという液晶パネルが無くなり、OLEDという有機ELディスプレイに切り替わることが分かりました。
有機ELディスプレイの方が他の色を干渉せず、より鮮やかに発光してくれるということも分かりましたね。
●追記:実際に、2020年発売の「iPhone 12」から有機ELディスプレイとなりました!
しかし、まだまだ有機ELディスプレイの販売価格は高いです。
だからこそ、有機ELディスプレイが採用されているiPhone XS以降のシリーズは、本体価格が高くなってしまっているのです。
ですが年数が経てば、開発技術が進化して、コストを抑えて部品が開発出来るようになります。
2020年以降に販売されるiPhoneは、今より価格が安くなり、今よりも性能が良くなる・・・なんてことも夢ではありません。
そんな夢のような日が待ち遠しいですね!