車に放置していたり、直射日光に当てていたり、長時間ゲームを行っていると、iPhoneはめちゃくちゃ熱くなります。
実は、その状態のまま使用していると故障に繋がってしまうんです。
そんな危険な状態の見極めの仕方から対処法までを、7つの方法に絞って簡単に解説します!
目次
発熱してしまう原因
iPhoneが異常に熱くなってしまうのは、3つの原因が主だと言われています。
- 内部的原因
- 外部的原因
- バッテリー
それぞれの原因を詳しく説明します。
内部的な原因
この原因は、主に「CPU」が関係しています。
CPUは中央処理装置とも呼ばれ、パソコンにも備わっている機械の中心的な処理装置のことです。
重たいアプリや複数のアプリを頻繁に使用するなど、CPUに負担をかけてしまう動作を行うと発熱の原因となります。
パソコンには冷却ファンが設置されていますが、iPhoneにはそのような冷やす装置は付いていません。
なので、一度熱を持ってしまうと冷えるスピードはとても遅く、そのまま負担をかけ続けると熱の温度は上がる一方となり、最悪の場合は故障に繋がります。
iPhoneのケースやカバーも発熱の原因の一つです。
密閉性が良すぎるケースは通気性が悪く、熱を蓄えてしまう原因となります。
穴の空いたデザインなどの通気性が高いカバーに変えるのがオススメです。
外部的な原因
夏場に多い原因が、車内での放置です。
直射日光に長時間当ててしまったり、サウナなど室温の高い部屋で利用したり、長時間ポケットの中に入れている、などの外部的な気温が原因となります。
iPhoneに熱がこもらないように、常に風通しの良いところに置くことを意識しましょう。
車内での放置は絶対にしてはいけません。
バッテリーが原因の発熱
充電中はどうしてもiPhoneが熱くなります。
充電だけなら良いのですが、充電した状態でiPhoneを使用する(CPUに負荷をかける)と、さらに発熱してしまいます。
充電中に触るのは短時間を意識して、「充電するなら充電する」「使用するなら使用する」ときっちり分けて使いましょう。
発熱状態を確認する
iPhoneが高温になると、このような画面が表示されます。
警告画面が表示されるだけではなく、充電の停止、音楽の音切れ、ディスプレイオフ、電波が弱くなる、などの症状が起こります。
「まだ警告画面が表示されないから・・・」と言って、発熱しているのに使い続けるのは危険です。
ちょっと熱いなと感じたら、これから紹介する方法を必ず行ってください。
発熱してしまった時の対処法
iPhoneが熱くなってしまったら、慌てずに下記の7つの対策を行ってください。
同時に、『絶対に行ってはいけない2つの対策』も必ず確認しましょう。
絶対に行うべき7つの対策
発熱の原因である「内部的な原因」と「外部的な原因」の2パターンの対策を行います。
●内部的操作
1. タスクキルで「アプリ」を全て終了させる
2. Safariなどのキャッシュクリアを行う
3. iPhoneの電源を落とす
●外部的操作
4. iPhoneのケース・カバーを外す
5. 直射日光から離れた場所に移動する
6. iPhoneを冷たい金属の上に置く
7. 扇風機などを使って、iPhoneに涼しい風を当てる
まずは内部の操作を行い、次に外部の発熱の要因を排除するという順番が大切です。
iPhoneを冷たい金属の上に置くと、熱伝導率によってこもった熱を早く分散させることが出来ます。
同じ自然発熱でも、金属の上か机の上かではiPhoneの冷えるスピードが全然違いますよ。
絶対に行なってはいけない2つの対策
行うべき対策とは別に、行ってはいけない対策があります。
たったの2つだけなので、しっかり頭の中に叩き込みましょう。
1. iPhoneを冷蔵庫に入れる
2. iPhoneに保冷剤を当てる
どちらもiPhoneを冷ますために取りがちな行動ですが、絶対にNGです。
故障に繋がる水濡れの恐れや、内部に結露が出来てサビや故障の原因となります。
iPhoneを冷ますのはあくまでも自然乾燥のみです。
発熱しにくくなる裏ワザ
気温の高い地域にお住まいの方や、職場の環境によっては、「どうしても発熱を避けられない」ということもありますよね。
毎日のことだと、発熱の対処法を行うのはかなり面倒です。
そもそも発熱しにくくなってしまえば、そんな悩みとはサヨナラすることが出来ます。
そんな夢のような「発熱しにくくなる裏ワザ」を伝授します!
1. 放熱性の高いケースや、ヒートシンクグッズを使う
今お使いのケースやカバーを変えたり、冷却グッズを使えば、iPhoneが発熱する確率をグンと下げることが出来ます。
家で使うものや外でも持ち運び出来るものなど、どの状況でも使えるものを紹介しています。
「こんなのもあるんだ!」というグッズも多くあるので、発熱に悩んでいる方は必ずチェックしてください。
2. iPhoneを初期化する
不要なデータが多い時や容量が足りていない時などは、CPUを無駄に稼働させてしまうことになります。
思い切って初期化すると、データが少なくなるので発熱のスピードが改善される可能性が高いです。
あまりにも発熱の頻度が高い場合は、『初期化』が一番解決への近道となりますよ。
まとめ
iPhoneが発熱している時は、触らないことが大原則です。
そして、冷やす際には7つの対処法と2つのNGを必ず守ってください。
便利な冷却グッズを使ったり、データを少なくして、発熱の防止を行うのもコツです。
対処法だけではなく、iPhoneが熱くなる前の『予防』も忘れないでくださいね。
夏は特にiPhoneが熱くなります。
新品で購入したiPhoneが、たったの1日で壊れてしまうのもあり得ない話ではありません。
熱い場所には十分気を付けて、大事なiPhoneを守っていきましょう!